平成21年6月2日から日本脳炎ワクチン(新ワクチン)が接種できるようになりました。
日本脳炎は、日本脳炎ウイルスの感染による脳などの疾患です。人から人への感染はなく、蚊(コガタアカイエカ)が、感染した豚を刺した後、人を刺すと感染します。ほとんどは感染しても不顕性感染(特に症状がなく経過して治ること)ですが、100〜1000人に1人くらいに脳炎を発症するとされています。高熱、頭痛、嘔吐などの症状から始まり、その後意識障害などをおこします。発症した場合、20%〜40%が死亡します。
日本では、年間数名の発症があり中高齢者が多いです。しかし、平成18年に熊本では1人小児の例があるようです。東アジア、南アジアにかけて広く分布するのですが、日本では九州、中国、四国地方での発症が多く、関東では非常に稀です。
効く薬はない病気ですが、ワクチンがよく効き、予防できる病気です。幼少時に基礎免疫をつけることが大切です。しかし、ワクチンにADEM(急性散在性脳脊髄炎)という病気の副反応の可能性が70万〜200万人に1人あるとされ、平成17年に積極的なワクチン接種が中止されました。その後、やっと新しいワクチンが開発され、接種開始となりました。
<定期接種スケジュール>
@T期初回接種(3歳〜7歳半、1週間から4週間の間隔をあけて2回接種)
AT期追加接種(T期初回接種から1年後くらいに1回接種)
BU期接種(9歳〜12歳に1回接種)
T期初回を1回のみ接種して終わってしまっている方は、まだ基礎免疫ができていない可能性が高いので、やり直しが必要です。T期初回の2回目の接種券とT期追加の接種券を使って、1週間から4週間の間隔をあけて2回接種してください。
<9歳以上の日本脳炎ワクチンについて>
平成22年10月から、9歳から12歳までのU期も対応になりました。
また、救済接種も発表されました。
T期の3回接種が1回でもできずに7歳半が過ぎた方は、9歳から12歳の間、U期の分の1回以外に、T期の分も接種できます。救済接種の回数は人によって違います。詳しくは保健センターに問い合わせてください。接種希望の方は、U期の分も救済接種の分も、保健センターで接種券(無料券)をもらってきてください。
平成23年6月より、接種対象年齢が、生後6ヶ月〜20歳未満になりました。U期の対象年齢は9歳〜20歳未満です。対象が広がったのは、平成7年6月1日から平成19年4月1日に生まれた方です。今までに接種した回数、時期により接種回数が違います。一般的には、3歳から接種します。接種券がない方は、保健センターに取りに行ってからお越しください。
接種希望の方は、予約なしで一般診療時間で接種できます。
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日本脳炎ワクチン(新ワクチン)について