赤ちゃんは、もともと体温が大人よりも高く、平熱が36℃から37℃くらいのことが多いです。一般的には、発熱とは平熱+1℃以上のことをいいます。
生後3ヶ月未満の赤ちゃんの発熱は、一見元気で機嫌も良く、食欲があってすぐに受診して下さい。この時期の赤ちゃんは、お母さんからの免疫があるため、なかなか発熱しないことと、単なる「かぜ」だとしても、免疫が弱いので、感染が全身に広がり悪化することがあるのです。ただし、服の着せすぎや、室温の上げすぎでも、赤ちゃんは体温を上げてしまいますので、気をつけましょう。
生後3〜4ヶ月の赤ちゃんの発熱は、ミルクの飲みがよく、機嫌がよければいいですが、24時間以内には受診して下さい。ミルクの飲みが悪くなったり、機嫌が悪かったり、おしっこが12時間以上でないような時や、保護者様からみていつもと比べて様子がおかしい時は、すぐに受診して下さい。
生後4ヶ月以降の赤ちゃんや、特に3才以上の幼児は、機嫌や食欲に問題なく、おしっこがでていて、保護者様からみていつもと比べて様子が特に変わらない時は、夜間や休日の急患というわけではありません。翌日以降でもいいので小児科を受診してください。
<熱さまし(解熱剤)の使い方>
発熱は免疫の働きを高め、細菌やウィルスと戦っている証拠ですので、40℃近い高熱があっても元気であれば熱さましは使わない方がいいです。熱さましは、熱を下げるだけで、病気自体を治す薬ではありません。しかし、熱でぐったりしている時、眠れない時、水分摂取ができない時は、熱さましを使ってみて下さい。何℃以上でということではありません。お子様が熱で苦しそうならば、使っても構いません。
ただし6ヶ月以下の赤ちゃんの使用は絶対に止めて下さい。
<発熱時の過ごしかた>
大人と同様です。体温が上昇しているときは寒気があるときは熱があっても暖かくしてあげ、上がりきって汗をかくようなら、布団を薄くして涼しくしてあげてください。汗をたくさんかいているときは、汗をよくふいてあげたり、着替えさせてあげてください。体を冷やすと楽になるので積極的に冷やしてあげてください。ケーキ屋さんでもらえる小さな冷却剤をタオルで巻き、首の横、脇の下などを冷やすことは問題ありません。氷枕、額に張る冷却剤などは、お子様が気持ちよさそうであれば使ってもいいですが、熱を下げるという効果はあまり期待できないので、嫌がるようなら無理にする必要はありません。また、発熱時は、体内の水分を消失しますので、こまめに水分をあげてください。お風呂は、元気があれば入っても問題ありませんが、体力を消失しますので、無理に入る必要はありません。