気管支喘息

喘息とは

気管支喘息(ぜんそく)とは、咳がでる病気です。風邪とは違い、息苦しくなることです。

風邪の時や運動した時に、気管支(空気の通り道)が狭くなり、息苦しくなります。

ウイルス感染によっては息苦しくなるものもあり、一般的には1回では診断せず、3回繰り返すと診断されます。

ヒューヒュー、ゼイゼイすることが多いですが、咳だけのこともあります。

喘息の治療

発作の治療は、気管支拡張剤(メプチン等)の吸入です。

しかし、喘息は、気管支の粘膜に腫れ(炎症)が発作がない時もあるということが分かっていて、普段から治療の必要があります。

特に重い発作の後や発作を繰り返した後は、この炎症が強くあり、炎症があると次の発作が起こりやすく、しっかり炎症を抑える治療が必要です。

代表的な治療は、ロイコトリエン受容体拮抗薬(オノン、キプレス、シングレア)という抗アレルギー薬、ステロイド吸入薬です。

ステロイド吸入薬に対しては、副作用を心配されるご両親も多いと思います。しかし、内服と違い、副作用の出る可能性は量に気をつければ低いです。欧米では、ゼイゼイしただけで、すぐに使われています。

当院では、すぐにはステロイド吸入薬を使わないことが多いですが、他の薬では発作を予防ができない時や、重い発作の時は、よく説明してご納得していただいた後、少なくとも一時的には積極的に使っています。