発熱
明らかに37.5℃以上の発熱がある時は接種を見合わせます。小さなお子様の場合、運動、室温、着衣、季節などにも影響されやすいので、少し安静にしてからもう一度体温を測ってみてください。それで問題ないと判断できれば接種させていただいております。
鼻水・咳
予防接種は、免疫をしっかりつけるためにも体調が良い時に受ける方が一番いいのですが、少しの鼻水や咳が出ることがあったとしても、元気があって問題ないと判断できれば接種させていただいております。症状がある場合は、一般診療時間にご来院ください。
病気後の予防接種の目安
- はしか、風疹、おたふく、水ぼうそう
- 治癒後4週間以上あけて
- 新型コロナウイルス感染症
- 治癒後4週間以上あけて
- その他のウイルス性疾患(突発性発疹・手足口病・ヘルパンギーナ・咽頭結膜炎・・伝染性紅斑・インフルエンザなど)
- 治癒後2週間以上あけて
- 中耳炎
- 治療中の場合は、耳鼻科の先生のご意見を伺ってください。特に抗生剤等を服用している場合は注意が必要です。
- 2日以上(48時間以上)の発熱があった風邪の場合
- 治癒後2週間以上あけて
- 1日で熱が下がった風邪の場合
- 治癒後1週間以上あけて
*あくまで目安ですので、診察の際など予防接種の予定についてお気軽にご相談ください。
ご家族が病気にかかっている時
ご家族が風邪をひいている場合は、仮に潜伏期間であったとしてもワクチンの免疫効果に影響はなく、副作用が増強することも言われていないので受けても大丈夫ですが、状況をお聞きし、最終的には医師が判断します。
ご家族が「はしか」「風疹」「おたふく」「水ぼうそう」にかかっている場合は、かかっている病気と受けたい予防接種が同じ場合は、接種しても差し支えありません。しかし、すでに潜伏期に入っていて時間が経っていると間に合わないこともあります。
ご家族がかかっている病気と受けたい予防接種が異なる場合は、不活化ワクチンであれば接種しても差し支えありません。生ワクチンの場合は、ご家族がかかっている病気の予防接種をすでに受けているか、またはすでにかかった事がある場合は、接種して差し支えありませんが、そうでない場合は、急ぐ予防接種でなければ延長した方がいいです。ケースバイケースですので、ご相談ください。
今までに痙攣をおこした事がある場合
原因がはっきりしている場合は接種可能ですので、事前にご相談ください。
【目安】10分以上の場合は半年後以上、10分以内の場合は1ヶ月以上あけてください。
他院で病気治療中の場合
最終的には接種医が判断しますが、例えば耳鼻科で中耳炎の治療中というような時は、担当医のご意見を聞いてください。特に薬を飲んでいる時は注意が必要です。また、数週間以内にステロイド(内服)など強い薬を服用した場合なども予防接種の可否に影響することがあります。他院で処方された薬についてはできるだけ「薬物情報提供書」(おくすり手帳)をご持参ください。
食物アレルギーがある場合
特に卵アレルギーとの関係で慎重に行いたいのは、インフルエンザワクチン、MRワクチン、おたふくワクチンです。ワクチンに含まれる鶏卵成分は微量ですので、多くは卵アレルギーがあっても安全に接種できます。しかし、卵でアナフィラキシーをおこしたことのある方は、皮膚テスト(プリック検査)を行うなどしてから接種します。ただし、おたふくワクチンは特に心配はないようです。