感染性胃腸炎

下痢、嘔吐を主訴とする胃腸炎です。発熱がみられることもあります。脱水症状を起こすこともあるので注意が必要です。

嘔吐物や便など処理する時は、次亜塩素酸ナトリウム液でしっかり消毒しましょう。

回復しても1週くらいはウイルスが便中に排出されますので、手洗いをしっかりしてください。

【処理の仕方】

  • マスクや手袋をして処理しましょう。
  • ペーパータオルなどで外側から内側に、ウイルスを飛ばさないように静かに拭き取る。
  • 拭き取った汚物や汚れたオムツ等は、すぐにビニール袋に入れ、きちんと縛って捨てる。ビニール袋には、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液を染み込むほど底に入れ、消毒するといっそう効果的。
  • 汚染された場所は、0.02%次亜塩素酸ナトリウム液を浸した布などで拭き、10分程度たったら、水拭きする。
  • 衣類などは、洗剤を入れた水の中で静かにもみ洗いしたうえで、0.1%次亜塩素酸ナトリウム液で消毒する。
  • ドアノブや水道の蛇口など人の手に触れる箇所は、0.02%次亜塩素酸ナトリウム液をペーパータオルなどに染み込ませて、30分程度おいた後、水拭きをする。


【次亜塩素酸ナトリウム液の作り方】

0.1%次亜塩素酸ナトリウム液
500mlのペットボトルに水を入れ、キャップ2杯(10ml)の台所用塩素系漂白剤を加える。
0.02%の次亜塩素酸ナトリウム液
500mlのペットボトルに水を入れ、キャップ0.5杯弱(2ml)の台所用塩素系漂白剤を加える。
 
(注)上記は、5%濃度の漂白剤を原液とした場合の作り方です。漂白剤は製品により濃度は異なります。使い方説明に従って使用してください。