乳幼児の予防接種スケジュール:参考パターン
下記にワクチン接種のモデルパターンを作成しました。この通りに接種できることは少ないと思いますが、順番の参考にしてください。
注射の場合、足の大腿部への接種を了承してくだされば、4本まで同時接種致します。腕のみを希望されるなら、2本まで同時接種致します。
生後2ヶ月になったら、ヒブワクチン・小児肺炎球菌ワクチン・B型肝炎ワクチン・ロタワクチン・4種混合ワクチンを開始しましょう。(令和5年4月1日から4種混合ワクチンも生後2ヶ月からできるようになりました。)
ロタワクチンの「1回目の推奨期間」は、生後6週~生後14週6日までです。腸重積症の発症を最小限にするためで、接種完了期間も決まっています。過ぎてしまうと接種できなくなりますのでご注意ください。当院では、3回接種の「ロタテック」を使用しています。お口から飲むワクチンです。
B型肝炎ワクチンの3回目は、7ヶ月健診と一緒にされる方が多いです。
1才になったらすぐに、MRワクチン、水ぼうそうワクチンを優先して開始しましょう。ヒブワクチンと小児肺炎球菌ワクチンの追加接種も一緒にすることもできます。一緒に1才健診(13ヶ月未満まで無料)をされる方も多いです。
スケジュールについてのご相談はお気軽にスタッフにお尋ねください。
☆注射4本の同時接種(大腿への接種もあり)を希望される方
- <生後8週:2ヶ月>ヒブ、小児肺炎球菌、B型肝炎、4種混合、ロタ
- <生後12週:3ヶ月>ヒブ、小児肺炎球菌、B型肝炎、4種混合、ロタ
- <生後16週:4か月>ヒブ、小児肺炎球菌、4種混合、ロタ
- <5ヶ月以降>BCG(推奨期間は、生後5ヶ月~8ヶ月)B型肝炎(1回目から5ヶ月以上(139日以上)あけ、1才になる前までに)
☆注射2本の同時接種(腕のみに接種)を希望される方
◎ワクチン接種間隔の改定により、9週・14週・19週のワクチンは、ヒブと小児肺炎球菌の翌日から接種することも可能です。ただし、接種から数日間は、発熱や接種部位の腫脹などの症状がでる事があります。規定上接種が可能な期間であっても、必ず発熱や接種部位の腫脹がないこと、体調などに問題がないことの確認が必要です。
- <生後8週:2ヶ月>ヒブ、小児肺炎球菌
- <生後9週>B型肝炎、4種混合、ロタ
- <生後12週:3ヶ月>
- <生後13週>ヒブ、小児肺炎球菌
- <生後14週>B型肝炎、4種混合、ロタ
- <生後16週:4か月>
- <生後18週>ヒブ、小児肺炎球菌
- <生後19週>4種混合、ロタ
- <5ヶ月以降>BCG(推奨期間は、生後5ヶ月~8ヶ月)B型肝炎(1回目から5ヶ月以上(139日以上)あけ、1才になる前までに)
「公費」
MRワクチンⅠ期
水ぼうそうワクチン初回
ヒブワクチン追加
小児肺炎球菌ワクチン追加
4種混合ワクチン追加
水ぼうそうワクチン追加(初回から半年~1年後:3才の誕生日前までに)
「任意」
おたふくかぜワクチン
「公費」
日本脳炎ワクチン
Ⅰ期:3~4才で2回接種
Ⅰ期追加:4~5才(1年後)
Ⅱ期:9~10才(Ⅰ期追加から5年後に)
MRワクチンⅡ期(5才~6才)
*年長さんの年の3月31日までに
「公費」
2種混合ワクチン
「公費」
子宮頸がんワクチン *筋肉注射 *R5.4.1から、シルガード9(9価ワクチン)が定期接種対象になりました。
標準接種年齢:中学1年生
接種回数:2回接種または3回接種(シルガードは2回接種を選択でき、9歳以上15歳未満の女性に限定)いずれも1年以内に接種完了が望ましいです。
2回接種の場合:1回目→6ヶ月~12ヶ月後に2回目
3回接種の場合:1回目→2か月あけて2回目→4か月あけて3回目(1回目から6ヶ月後)